HVAC&R JAPAN 2026 見学 これから主流となるであろう換気ユニットを発見

HVAC&R JAPAN 2026 見学してきました。
この展示会は、1956年(昭和31年)に前身の「国産冷凍機展」として初めて開催されて以来、半世紀以上にわたり、国内唯一の冷凍・空調・暖房機器産業の「専門見本市・展示会」として親しまれてきたようです。
今回、「HVAC&Rには未来の答えがある」というテーマで、最先端の技術やシステム、最新の製品などを展示するとのことで期待していましたが、どちらかという非住宅の大規模建築向けの空調機器が主で、住宅関連としては、各社、壁掛けエアコンの展示ばかりで、先進的な換気空調システムを探しに行った身としては、ちょっと残念でした。
換気空調一体型のzehnderが孤軍奮闘していましたが、まだまだコアな商品なのか、にぎわっている感じではありませんでした。
湿度をコントロールできる、国内で調達可能な唯一の設備だと思っているので、たくさんの方の目に触れるといいなと思います。
そんな中、ドイツから来たメーカーの商品が際立っていました。
われわれパッシブハウスを手掛けている仲間だけかもしれませんが、めちゃ興奮しました。
それは、「BLAUBERG」というメーカー?が展示していたEPP(発泡ポリプロピレン)で成形されたボディに熱交換素子、ECモータ、基盤が配置された、とてもシンプルなエネルギー回収型の換気ユニット。
一体成型のため気密性がよく、軽量で断熱性が良い、施工性もかなりよさそうな換気ユニットでした。
リフォームなど、既存の狭いスペースにも対応できるよう工夫された給排気のダクティング手法もなるほどと思いました。
壁掛け、床置き、天吊り式などのバリエーションも豊富で、軽量、コンパクト、高効率でとっても静か・・・
こういった製品がこれからの主流になるのだろうと実感しました。
ちなみに、素材についての補足ですが、EPP(発泡ポリプロピレン)とEPS(発泡スチロール)の最大の違いは、強度と耐久性。
EPPは非常に高強度・柔軟で再利用に適する(数百回サイクル可能)一方、EPSは安価で加工性が良く、主に使い捨ての梱包材に使われます。
自動車部品や精密機器用にはEPP、断熱や梱包にはEPSが主流、というイメージらしいです。
EPP(発泡ポリプロピレン)は、優れた耐衝撃性、復元力、耐熱性、軽量性を備えた環境に優しい樹脂発泡体で、再資源化(リサイクル)が可能だそうです。

