「発泡ガラスボード」による基礎断熱にチャレンジ
「発泡ガラスボード」による基礎断熱にチャレンジしています。こちらは独Glapor社製のボードで、シロアリの食害が無い国内生産も待ち遠しいエコ建材です。λ値は0.052W/mK、普段使用している「パフォームガード」という防蟻EPS断熱材(λ値0.034)に比べると断熱性能が劣るので、基礎内側のXPS断熱材(λ値0.028)で基礎コンクリートをサンドイッチする工法で性能を担保します。「発泡ガラスボード」はEPSに比べ高価ですが、食害がないので、アリ返し板金(物理的なバリア)を省くことが可能となり、コスト面でもほぼ同等になります。「発泡ガラスボード」は、圧縮強度が高い割に脆いので、丸鋸でも簡単に切断できますが、かけるリスクが高いので、現場での取り扱いには十分注意が必要です。新たなチャレンジを重ねることで、施工性、断熱性能、防蟻性能、コスト面などトータルに判断し、よりよい断熱工法を追求していきたいと思います。