基礎断熱工法による基礎工事スタート 笠間市 いばらきパッシブハウス
笠間市にてパッシブハウス級の平屋が着工しました。
基礎断熱工法による基礎工事スタートです。
今回は、発泡ガラスボード仕様ではなく、防蟻断熱材パフォームガードプラス100mmを使用。
パフォームガードはホウ酸入りの防蟻断熱材として知られていますが、ジクロロメゾチアズという有機薬剤を配合することで更なる防蟻効果を期待できる防蟻断熱材に進化しています。
ジクロロメゾチアズは極めて高い殺虫性と伝播性でシロアリに対し優れた防蟻効果を発揮するもので、毒や劇物には該当しないとのことです。
防蟻性能の長期残効性に優れ、人体環境へも高い安全性が確認されているとのことです。
水に溶けやすいホウ酸の欠点を担保した商材となっています。
当社では、この性能の防蟻断熱材に加え、土壌改良の代わりに、防蟻・防水・防湿シート(防蟻成分はシートから流出・揮発しない)を断熱材の下に敷き詰めることでさらなる防蟻対策にチャレンジしています。
また、防蟻処理されたEPS100mmを外貼りし、蟻返し板金という物理的なバリアを同時打ち込みし、住まいながら目視点検できる工夫をした、従来から当社で取り組んでいる工法も実施します。
基礎断熱は、気密や温熱の観点からは、床断熱よりも優位であると思います。
一方でシロアリ対策の課題が付きまといますが、上記三つの防蟻対策により不安を解消したいと考えています。