気密測定同様に大切な「風量測定」で神の手をみる

気密測定同様に大切な「風量測定」で神の手をみる

気密測定同様に大切な測定があります。「風量測定」です。設計通りに計画換気ができているかチェックする測定で、パッシブハウス認定には必須な測定です。

当社では、給気も排気も強制的に動かす第1種換、加えて熱交換のできる第1種熱交換型換気システムを採用しています。熱を無駄にしない、室内各所に熱を再分配することができるからです。

仕組み的には、換気装置と各所をダクトでつなぐことで空気を動かします。その際、換気装置から各所までの距離がまちまちなので、当然空気抵抗が違ってきます。そういう中で、それぞれのスペースに思うような風量をおくる、または吸い込むことはとても難しいことです。

給気口や排気口の口径を調整することで、多少のことはできますが、風切り音の原因になったりするので、そういった調整には限界があります。しっかりとした計算が必要です。

本日立ち会った物件の風量測定においては、何の調整もすることなく一発で、計画通りの給排気ができていました。まさに神の手のなせる業。適当ではなく、緻密な計算、現場状況での臨機応変な対応、そして経験がものを言っているようです。そんな換気の神様も、風量測定は毎回緊張して、前日眠れぬこともあるそうです。

そんな責任感の強い、超びびりなエコモの三原さんに感謝です。