PHJ東海支部勉強会に参加

PHJ東海支部勉強会「津パッシブハウス(申請予定)」2物件の完成及び構造見学会に参加してきました。

アイプラスアイ設計事務所 飯塚豊氏による設計、森大建地産施工、パッシブハウス認定コンサルをパッシブハウスコンサルタントの鎌倉寿氏が担当、造園は荻野氏という、性能・構造・デザインが融合した、それも完成した物件と構造段階の建物、両方を見学できるというスペシャルな見学会に参加してきました。三重県津市内ということで、ちょっと遠かったですがとても有意義な時間を過ごすことができました。

飯塚氏は、最新の構造、断熱、構法の考え方と整合を取りながら、魅力的な住宅をデザインするにはどうしたらいいかを考え抜き、まずは屋根から考える、心地よさを決めるのは中間領域(半外空間)であるという思想のもと、その二つを優先的に考え、間取らない間取りは最後に計画・・・という流れを提唱している。その考えは興味深く、たいへん合理的であると思っていた。

完成した建物は、とてもシンプルな構造で、日射取得とのバランスを考慮した中間領域の配置は絶妙に感じた。換気・空調設備と天井高さの兼ね合いは計画上難しい。そこをクリアしつつ、高さを抑えた室内のボリューム感は、工夫の跡が感じられた。登り梁を化粧にするため、屋根断熱の仕方も工夫し、意匠と性能の整合性を図りながらの試みは好感が持てた。

パッシブハウスコンサルタントの鎌倉さんからは、断熱仕様はほぼ同じ、違うのは窓の性能だけという2物件を、どのようにパッシブハウス性能に導いたかの説明、温暖地での暖房需要と冷房需要のバランスをとる工夫についての話は大変興味深かった。

家全体の性能数値上は同じとはいえ、窓の性能によって、窓からのエネルギーの動きの総量が違うので、そこが暮らし心地にどう影響を及ぼすのか、面白いテーマだなと思った。

デザイン・構造・性能のバランスの良い建物が今後ますます増えていくことを予感する素晴らしい勉強会でした。

パッシブハウス・ジャパン東海支部の皆さまありがとうございました。
森大建地産の森さん、飯塚さん、ありがとうございました。